≫≫≫ KY法 ( K-step Yard sampling methods )
KY法は2008年に日本で最初に特許化されました。この最初のKY法はニクラス分類手法として開発されました。その後KY法の実施基本原理である「多段階サンプル絞り込み」手順を適用した新たなKY法が開発されました。 更にこの技術をニクラス分類のみならず、フィッテイング(重回帰)手法に適用したフィッテイング(重回帰)KY法が開発されました。
現時点で判別分析手法が3種類、フィッテイング(重回帰)手法が3種類の総計6種類のKY法が展開されており、これらの多くは日本及び米国にて特許化されております。 現時点で開発されているKY法を以下にリストアップいたします。
#ニクラス分類手法
(1)2モデル判別分析KY法:判別関数を二本用いてクラス分類を実施
(2)1モデル判別分析KY法:判別関数は一本のみでクラス分類を実施
(3)モデルフリー判別分析KY法:使い捨ての判別関数を用いてクラス分類を実施
#フィッテイング(重回帰)手法
(1)判別分析付き多段階重回帰KY法:判別関数をサンプリングに用いて重回帰を実施
(2)2ステップ重回帰KY法:三本の回帰式を用いて重回帰を実施
(3)モデルフリー重回帰KY法:回帰線上のサンプルを順に取り出してゆくアプローチ
1.KY(K-step Yard sampling)-methodsブログ
☝ KY法に関するブログです。KY法に関する詳細な議論がなされています。
是非ご参照ください。
2.「ky-taroのブログ」
☝ 「テーラーメードモデリング」に関するブログです。
KY法同様に「ビッグデータ」に対応する技術です。 是非ご参照ください。
* KY法およびテーラーメードモデリングの全体構成説明
(The overall structure of the KY methods and tailor-made modeling)
KY法の全体概要に関する説明で、一枚パンフレットとなっております。 なお、「テーラーメードモデリング」に関する説明も入っておりますので、ご参考にしてください。
* KY法の概要説明 (Outline explanation of the KY methods)
KY法の全体概要に関する説明で、より詳細な説明が記載されております。 説明内容は個々のKY法の機能的な説明やデータ解析手法としての特徴が中心で展開されており、手法そのものの詳細説明ではありませんのでご注意ください。
* 2モデルKY法の説明:
Development of“K-step Yard sampling method”and Apply to the ADME-T In Silico Screening
タイトルにありますように「2モデルKY法」の詳細な説明です。手法のニクラス分類に関する基本的な概念や手続き、手順等が説明されておりますのでKY法の理解には最適と考えます。
* KY法によるAmes 試験7000データの完全分類 ( Ames test 7000samples perfect classification )
最初に開発された「2モデルKY法」によるAmes試験データ(7000サンプル)を用いたニクラス分類実施結果の報告です。
KY法が開発された2008年のデータ解析環境では、サンプルデータとして7000サンプルを用いることは殆ど考えられませんでした。 さらに当時展開されていたニクラス分類手法では研究者が納得するような分類率の達成は出来ませんでした。
このようなデータ解析の常識のもとで、KY法の適用により7000サンプルの100%分類を達成したことは画期的なことでした。しかし残念ながら、解析手法の奇抜さと、大量サンプルを用いてしかも完全分類を達成したことは、データ解析の専門家には なかなか受け入れられませんでした。そのような学会発表のスライドです。