株式会社 インシリコデータ( In Silico Data, Ltd.)

 株式会社 インシリコデータ
 株式会社インシリコデータは、ケモメトリックス研究支援専門会社です。
 日本における化学多変量解析/パターン認識(ケモメトリックス)研究のパイオニアとして、多くの研究機関の研究者様へのケモメトリックス研究支援を行ってまいりました。 株式会社インシリコデータの湯田は、世界で最初の化学多変量解析/パターン認識研究支援システムであるADAPT(Automated Data Analysis by Pattern recognition Techniques) の開発者であるJurs教授の下に留学し、 ADAPTの分担開発を担うと同時に、多変量解析/パターン認識による発がん性予測の研究を行いました。
 湯田の帰国時にはJurs教授に委託され、日本にADAPTシステムを導入しました。このADAPTは富士通の繁用コンピュータ(Mシリーズ)に移植され(現;ADMEWORKS(富士通九州システムエンジニアリング))、 日本最初の本格的なケモメトリックス研究支援システムとして、様々な研究分野の国公立および企業の研究機関様にご導入いただき、数多くの研究実績を積んで参りました。

 基本活動分野
 株式会社インシリコデータは、化学多変量解析/パターン認識(ケモメトリックス)技術を基本技術とし、化合物ベースでの医薬/農薬関連での創薬、バイオ、ADME、生体・環境毒性、種々の化合物特性、食品関連、医療関連等のデータ解析と教育支援、および研究支援システム構築コンサルタント等を行います。

 ・インシリコによる化学データ解析支援
  構造-活性/ADME/毒性/物性相関、医薬/農薬デザイン、機能性化合物デザイン、
  高速インシリコスクリーニング、生体/環境毒性評価、種々食品解析、法化学、法医学、
  医療メタボロミクス、種々機器スペクトル解析、その他
 ・個別の創薬/化合物環境支援システムおよびソフトウェアの研究開発支援
 ・「並列創薬」、「KY法」、「テーラーメードモデリング」他の総合技術支援
 ・医薬品、化製品、添加物、化粧品および食品等、様々な機能性物質の研究開発支援
 ・インシリコ化学データ解析の様々な研究分野への適用に関する人材育成支援

適用技術:ケモメトリックス
 ケモメトリックスは様々な基本技術の組み合わせにより構成される典型的な複合型学問です。
この学問の特徴は個々の技術だけでは何もできないことです。単純なデータ解析技術、化合物関連技術、薬理活性/ADME/毒性/物性、生体及び生態(環境)関連技術、 化合物情報をコンピュータ上で利用できるようにするコンピュータケミストリー関連技術、コンピュータ独自技術、その他の関連技術を総合的に俯瞰することが出来なければ、 様々な研究分野や研究内容に対応できるケモメトリックス研究を実現することは出来ません。

所有技術及び経験/実績
 株式会社インシリコデータの湯田は化合物及び薬理・安全性関連の基本知識を大学の薬学部で学び、コンピュータケミストリー関連知識を 故佐々木慎一教授の下で学びました。引き続き米国留学時に、化学多変量解析/パターン認識やシステム開発技術をペンシルバニア州立大学のJurs教授の下で学び、多変量解析/パターン認識 による発がん性予測研究を行いました。帰国後、富士通においてはコンピュータ関連の広範囲な知識を学び、多くの研究機関の皆様とADAPTを用いて様々な研究課題の支援業務をこなしてまいりました。